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 結局は自分自身で将来を夢見ることができなかったから、今みたいな生活を余儀なくされているんだと思います。
目的もなく専門学校に進学してしまった、別にどうしても勉強したかったわけではないのに入学してしまったんですから続くわけがありません。
専門学校を辞めてふらふらしているのもなんだからと、時給の良い居酒屋のアルバイトを始めたのでした。
別に接客する仕事が好きだったわけでもなく、ただ何となくって感じでいつも始めてしまうんです。
想像していた以上に、居酒屋というのは忙しいものがあります。
また酔っぱらいが相手だから嫌な思いをすることだってたくさんあるんです。
仕事はストレスが溜まるし疲れも溜まるし、彼氏がいるわけでもないから楽しいことが一つもありません。
アルバイト代だけでは欲しいものだって買うことができないし、つまらない人生だなって感じてしまっていたんです。
そんな頃に久しぶりに街中で出会った高校時代の同級生、以前と違って随分と派手になっていました。
高校時代はどちらかと言えばおとなしく地味なタイプタイプだったし、浮気をするような関係は絶対に嫌だって豪語していたのです。
そんな彼女が久しぶりに会うと、ゴージャスなうそで身を固めているし、なんと愛人という関係で中年男性とセックスをしていると言うのですから、全く変わってしまったなって思いました。
しかもそのパパに、毎月高額の手当を支給してもらっていると言うのです。
ひと月に4回ぐらいのデートやセックスで、30万円もの収入を得ていると言うのです。
夢中になってアルバイトをやったって、そんな収入を得ることなんかできません。
強烈に羨ましい気持ちが発生してしまったんです。
自分もそんな生活を手に入れたい、そう思うようになるのも時間がかかりませんでした。